ここまでの話を、もう一度
ここまでに、
「みんなと同じ」が求められる世界から始まり、
「違うことの価値」
「幸せは人それぞれであること」
そして、
「I want to(私はどうしたいか)」
という考え方について見てきました。
その中で見えてきたのは、
私たちは知らないうちに、
他人の価値観や社会の正しさに、
大きな影響を受けながら生きているということです。
そして、その影響が強くなりすぎると、
「自分はどうしたいのか」
が見えにくくなってしまうこともあります。
それでも、最後に残るもの
では ──
他人の期待。
周囲の評価。
「こうあるべき」という正しさ。
そうしたものを、
ひとつずつ脇に置いていったとき…
最後に残るものは何でしょうか。
それが、
「あなたが、あなたである」
ということです。
とても当たり前のようでいて、
実は忘れやすいことです。
あなたは、他の誰にもなれない
あなたは、
他の誰とも違います。
感じ方も。
考え方も。
好きなものも。
苦手なものも。
安心することも。
幸せを感じることも。
まったく同じ人はいません。
これは良い悪いの話ではなく、
ただの事実です。
そして面白いことに、
あなたは他人の代わりにはなれません。
同じように、他人もまた、
あなたの代わりにはなれません。
だからこそ、
あなたの人生を生きられるのは、
あなただけなのです。
自分の人生を、自分で選ぶ
私たちはつい、
「みんながこうしているから」
「普通はこうだから」
「そうするべきだから」
という理由で選ぼうとします。
それは決して悪いことではありません。
大きく外れにくく、
周囲とも合わせやすいからです。
でも、その選択の中に、
自分自身の納得はあるでしょうか。
もちろん、
「自分はこうしたい」
という道を選べば、
迷うこともあります。
不安になることもあります。
正解が保証されているわけでもありません。
それでも、
自分で選び、
自分で進む。
その感覚は少しずつ、
「自分の人生を生きている」
という実感につながっていきます。
完璧じゃなくていい
ここで一つだけ、
安心してほしいことがあります。
最初から、
やりたいことが分かっている必要はありません。
自分の気持ちが整理できていなくてもいい。
周りと比べてしまってもいい。
迷ってもいい。
立ち止まってもいい。
人は変わり続ける存在です。
だから、
「これが本当の自分だ」
と決めつける必要もありません。
大切なのは、
分からないままでも、
問い続けることです。
戻る場所を持つ
迷ったとき。
苦しくなったとき。
何を選べばいいのか分からなくなったとき。
そんなときは、
一度だけ立ち止まってみてください。
そして、
「自分は、どうしたいんだろう?」
と聞いてみてください。
答えがすぐに出なくても構いません。
問いを戻すこと自体に意味があります。
なぜならそれは、
他人の人生ではなく、
自分の人生へ戻るための問いだからです。
あなたの人生は、あなたのもの
あなたの感じる幸せは、
あなたのものです。
誰かに決められるものではありません。
誰かと同じである必要もありません。
あなたが選び、
あなたが感じる。
それでいいのです。
正しい人生を探し続けるより、
自分が納得できる人生を育てていく。
そのほうが、
少しだけ生きやすいのかもしれません。
おわりに
「あなたが、あなたである」ということは、
特別な誰かになることではありません。
誰かより優れることでもありません。
完璧になることでもありません。
すでにそうである自分を、
少しずつ認識していくこと。
少しずつ受け止めていくこと。
その積み重ねの中で、
あなた自身も気づかないうちに、
人生は動き始めます。
焦らなくて大丈夫です。
あなたの人生は、
ちゃんと、あなたのものなのですから。
ここに灯した言葉を読んで、
もう少し火にあたっていこうと思われたら、
こちらへ…
▶︎ 灯のそばで、ひと休みする
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