── ちゃんと休ませよう ──
休ませると決めた、その時
学校を休ませると決めた朝。
ほっとした気持ちと同時に、
不安や罪悪感がよぎることはありませんか。
「これで良かったのだろうか」
「甘やかしていないだろうか」
「このまま行けなくなったらどうしよう」
けれどまず、覚えておいてほしいのです。
休ませるという選択は、
逃げではありません。
守るための判断です。
休む目的は、何か
休ませたのは、
学校をさぼらせるためではないはずです。
傷ついた心を守るため。
疲れ切った気持ちを立て直すため。
目的は、
「学校に行かないこと」ではなく、
「心を回復させること」です。
だからこのとき大事なのは、
家に閉じ込めることではありません。
「ちゃんと心が休めているか」
そこに目を向けることです。
「何をさせるか」より「何をしたがっているか」
休ませた日は、つい考えてしまいます。
「勉強だけでもさせたほうがいい?」
「せめて宿題は?」
「生活リズムは崩さないほうが…」
もちろん整えることは大切です。
けれど、いま優先すべきなのは
成果ではありません。
回復です。
まずは問いを変えてみてください。
それが分からないなら、
「何なら出来そう?」でも構いません。
ゲームでもいい。
動画でもいい。
絵を描くでも、寝るでもいい。
それが何日も続くように見えても、
まずは「自分で選べた」ことが大事なんです。
選べるという感覚は、
失いかけた自己信頼を、少しずつ取り戻します。
何もしない時間も、必要な時間
一日中ごろごろしている。
スマホばかり触っている。
不安になるかもしれません。
けれど、張りつめ続けた心は、
最初は何も出来なくなることがあります。
それは怠けではなく、緊張がほどけている途中です。
焦って次の課題を与えるより、
まずは「何もしなくていい時間」を
十分に許してあげてください。
親が焦ると、子も焦る
子どもは、言葉以上に親の空気を感じ取ります。
「大丈夫かな」
という不安が強いと、
それだけでプレッシャーになります。
休ませると決めたなら、
その日はもう思い切っちゃってください。
今日は回復の日。
未来の心配は、今日は横に置いておきましょう。
休ませることは、止まることではない
休ませることは、前進を諦めることではありません。
むしろ、無理に進んで
心が折れてしまうことを防ぐための時間です。
「いまは立て直している途中なんだ」
そう捉えられたとき、
休みは意味のある時間になります。
目的は、学校に戻すことではありません。
その子が、自分の人生を生きる力を持つこと。
そのために、いま必要な休みがあるだけです。
どうか焦らないでください。
休ませることを、自分で責めないでください。
今日一日、目に見える成果がなくても、
心が少しでもゆるんだなら、前に進んでいます。
ここに灯した言葉を読んで、
もう少し火にあたっていこうと思われたら、
こちらへ…
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