ロケット理論

思春期に起こる「大きなズレ」

思春期の子どもは、
とても大きな「ズレ」を抱えやすい時期です。

「自分が思っている自分」と「他人から見た自分」
「今までの自分」と「これからの自分」

そのズレの中で、
子どもは戸惑い、苦しみ、揺れ動いています。

この葛藤は特に、

  • 「自分が思う自分」と「親から見た自分」
  • 「親の庇護の中で育ってきた自分」と「これからの自分」

このあたりで、強く生じやすくなります。


親から離れる、という出来事

子どもが
「親の影響の中から一歩離れ、社会に向かって自分を確立していく」
この過程は、たとえるなら

母星を離れ、ロケットで宇宙へ飛び立つ

そんな旅の始まりに似ています。

ロケットが母星を離れるためには、
重力に逆らって、強いエンジン噴射が必要です。

この激しい噴射こそが、
私たちが「反抗期」と呼んでいるものなのかもしれません。


反発が強い理由

母星を飛び立つとき、ロケットは

  • 母星の重力が大きいほど
  • 積み荷が多いほど

より大きなエネルギーを必要とします。
言い換えればそれは、

結びつきが強かったから
たくさんのものを受け取ってきたから

そのままでは、簡単に離れられないということです。

だから時に、
一番大きな存在である親に対して、
一番強い拒絶や、傷つけるような言葉を投げてしまう
ことがあるのです。


反抗期がない?

もちろん、
すべての子どもが激しく反発するわけではありません。

ブランコを漕ぐように、
ごく小さな反発を何度も繰り返しながら、
少しずつ自立の距離を伸ばしてきた子もいます。

あるいは、ブラックホールに向かうように、
強く惹かれる目標や世界があり、
そちらの重力に自然と引かれていった子もいるでしょう。

このようなお子さんの場合、いわゆる

「反抗期がなかった」

という状態が起こり得ます。

反発が少ないからといって、
結びつきが弱かった、というわけではありません。


傷ついたとき、思い出して

子どもがひどい言葉や態度をぶつけてきたとき、

「ここまで大切に育ててきたのに、どうして…」

そんな気持ちになるのは、とても自然なことです。
深く傷つくのは、愛しているからこそ。

でもそんなときは、
このロケットの話を、少しだけ思い出してみてください。

お子さんの言動は、
あなたの関わりが足りなかった証拠ではなく、
むしろ、
深く関わってきた証 なのかもしれません。


👉 それでも、子どもの言葉に深く傷ついてしまう



ここに灯した言葉を読んで、
もう少し火にあたっていこうと思われたら、
こちらへ…

▶︎灯のそばで、ひと休みする

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