〜今の自分を、事実で見る〜
はじめに
「考えているのに動けない」
「頑張っている気がするのに自信が持てない」
「自分が何もできない人間のように思える」
そう感じる人ほど、実は自分の現在地を
正確に把握できていないことがあります。
「Done」について
シンプルな確認作業
「Done」は、WCDサーキットのサポートツールであり、土台。
これまで実際に行ってきた行動や積み重ねた経験を、
感情的な評価を加えずに確認するためのシンプルな作業です。
自分を過大評価も過小評価もせず、
事実としての自分を正しく把握することを目的とします。
喩えるなら、「冷蔵庫の中身を確認する」ようなもの。
今冷蔵庫の中にあるものはすべて、
あなたがこれまでに手に入れてきた価値のあるものです。
Doneで得られること
- 現実的な自信:事実に基づくため、揺らぎにくい自信が育ちます。
- 現在地の把握:常に“最新の自分”を確認でき、次の一歩が見えやすくなります。
- 迷いの軽減:行動を選ぶときの判断がシンプルになります。
Doneを繰り返すことで、土台が整い、
考えすぎや迷いが減らせることで、
日々の選択や行動に一貫性が生まれます。
進め方
1.紙やスマホを用意する
2.今までの人生でも、今日のことでも、
とにかく
「やっ(てき)たこと」
「経験した(学んだ)こと」を書き出す
(迷う場合は「今日・最近のこと」から始めてください)
うまくいったかどうかは書かない
3.3〜5分でやめる
進め方の3つのポイント
・小さなことまで書き出す
成果の有無も大小も関係なく、「やってきたこと」を漏れなく挙げます。
・淡々と行う
良い・悪いの評価や感情を付け足さず、事実のみを記します。
・「あるもの」に注目する
「足りない」よりも「すでにある」ものに目を向けます。
冷蔵庫の喩え
「何が食べたいかわからない」
「食べられそうなものが思い浮かばない」
── そんなとき、冷蔵庫の中身を一つずつ丁寧に確認していくと、
- 「これなら食べられそうだ」
と感じるものが見つかる - 買ったことを忘れていた、
食べたかったものに気づく - 一つひとつは地味でも、
組み合わせると良さそうなものが見えてくる
といった発見があります。
同じように、
Doneでは事実を丁寧に確認するだけで、
見落としていた行動や経験が自然と浮かび上がります。
「こんなもの」と思ってしまう人へ
冷蔵庫の中を見て、
「こんなもの…」
「こんなちょっとあったって」
と思ってしまうことがあるかもしれません。
でも、冷蔵庫の中身は、少量でも、特売品でも、ありふれていても、
だからと言って価値がないことには全くなりません。
「それ一つでは使えない」
「そのままでは使えない」
からと言って価値がないことにもなりません。
あなたのDoneも、同じなんです。
一つひとつ、丁寧に確認していきましょう。
なぜ「正確に知る」ことが大事なのか
冷蔵庫の中身を正確に知っていれば、
何かを作りたいときに買い物で迷いません。
状況を正しく把握し、
把握している事実に基づいて、
迷わず行動ができる ──
これは「自信がある状態」ですよね。
自分自身についても同じです。
- 自分を正しく知る
- 事実に基づいて判断する
- 行動の迷いが減る
この繰り返しと積み重ねが、
本当の自信につながります。
よくある誤解
何かが特別に優れている必要はありません。
人と比べて秀でている必要もありません。
Doneは、自信を「作る」作業ではありません。
「すでにあるものを、見落とさずに確認する」作業です。
評価は、あとからいくらでもできます。
Doneではまず「事実だけ」を集めることを優先してください。
よくあるDoneの書き方ミス
① できなかったことを書いてしまう
Doneは「やれなかったこと」を反省する時間ではありません。
「やろうと思った」「本当はやるべきだった」は、ここでは扱いません。
→書くのは、実際にやっ(てき)たことだけ。
②書くことがないと思ってしまう
「この程度のことは、書く価値がない」
「だから書くことがない」
と思ってしまう場合があります。
冷蔵庫の喩えを思い出してください。
どんなものでも、
すべて丁寧に確認することが大事なんです。
③ 成果や評価を書き足してしまう
「うまくできた」「失敗した」「大したことない」
これらはすべて評価です。
Doneでは、
- 行なっ(てき)た
- 経験した(学んだ)
これらの事実だけで十分です。
④ きれいに書こうとする
文章にする必要はありません。
箇条書きでも、単語でもOKです。
- 小学校でかけ算を習った
- メールを返した
- 休んだ
雑でも、事実ならDoneです。
⑤ 「これってDoneに入るのかな?」と迷い始める
迷った時点で、それは入れていいんです。
Doneは試験ではありません。
基準を厳しくすると、現実が見えなくなります。
⑥ 何も書けない=自分はダメ、と思ってしまう
書けない日があっても、それは失敗ではありません。
- 書けなかった
- 何も思い浮かばなかった
これも、事実です。
そのまま書いて終わって大丈夫。
なぜ「ミス」を先に知っておくか
Doneは簡単な作業ですが、
人はすぐに評価や反省を混ぜ込みます。
だからこそ、
「やらかしやすいポイント」を先に知っておくと、
Doneはぐっと楽になります。
まとめ
Doneは、確実に答えが出るシンプルな作業であり、同時に自分の土台を固める時間です。
感情で判断せず、事実として丁寧に確認する。
必要なときに、必要な分だけ。
毎日やる必要はありません。
それだけで、あなたの中にすでにある力が、はっきりと見えてきます。
やる気が出ないと感じるとき
Doneをやってみて、様々なことを振り返っていくうちに
「やる気を出さなきゃ」と焦ってしまっていませんか?
でも、やる気は、出そうとして捻り出すものではないんです。
ここに灯した言葉を読んで、
もう少し火にあたっていこうと思われたら、こちらへ…
▶︎ 灯のそばで、ひと休みする

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