お風呂理論

〜「もっと頑張らなきゃいけない症候群」から抜け出す考え方〜


はじめに|「もっと頑張らなきゃ」と思いすぎていませんか

誰かのために一生懸命考えて、気をつかって、頑張っている。
それでも思うような結果が出ないとき、
「自分の努力が足りないからだ」と感じてしまう……。

これは、「もっと頑張らなきゃいけない症候群」とも言える状態です。

そんなとき、あなたに必要なのは──
ひたすらの努力ではなく、もしかするとお風呂かもしれません。

読み終わる頃には、
「もっと頑張らなきゃ」という言葉が、
少しだけ遠くに感じられるはずです。


「お風呂理論」とは

成果が出ることを「お風呂に入る」ことだとすると、
私たちの心や行動は、浴槽に溜めるお湯のようなものです。

蛇口を全開にしても、浴槽はすぐにはいっぱいになりません。
お湯が溜まるには時間がかかるのが当たり前。

それなのに焦って蛇口をひねり続けると、
心の蛇口そのものを壊してしまうことがあります。

お風呂理論は、
「もっと頑張る」ための話ではありません。

すでに流しているお湯を、ちゃんと溜めるための考え方です。


お風呂理論の3点セット

お風呂理論では、次の3つを整えることを大切にします。

・蛇口=努力の向き
=成果を逃さない工夫
浴槽=目標(Want)のスケール

この3つが噛み合うと、
無理なく、確実にお湯(成果)が溜まっていきます。


蛇口の向き|努力の方向を整える

なかなかお湯が溜まらないとき、
まず確認したいのは蛇口の向きです。

もし蛇口が浴槽の外を向いていたら、
どれだけ水を出しても、お湯は溜まりません。

これは、
・周囲の期待を背負い過ぎている
・自分の目的(Want)を見失っている
・今の自分に合わない方法を選んでいる

といった状態に近いものです。

努力の量を増やす前に、
**「誰のための努力か」「何のための努力か」**に
そっと意識を向け直してみましょう。


栓の確認|成果を逃さないために

蛇口の向きが合っていても、
お湯が溜まらないことがあります。

それは、栓が外れている状態です。

栓が外れてしまうのは、
努力の方向に反する行動をしたときだけではありません。

・「これくらい意味がない」と切り捨ててしまう
・できたことより、できなかったことだけを見る
・他人の基準で自分の成果を評価してしまう

こうした考え方をすることも、
せっかく溜まりかけたお湯を流してしまいます。

少しでも進んだ事実は、
確実にお湯として溜まっています。

それを自分で抜かないこと。
それが、栓を閉めるということです。


浴槽の大きさ|目標(Want)のスケール調整

浴槽が大きければ大きいほど、
お湯が溜まるまでに時間がかかります。

それ自体は、悪いことではありません。

ただし、
今の自分が待てるサイズかどうか
定期的に見直してみてください。

・今週サイズ
・今日サイズ
・5分で満たせるサイズ
など

時には足湯くらいの日があっても大丈夫。
長期の目標(大きな浴槽)と、
短期の満足感(小さな浴槽)は
どちらも大事なんです。


「まだ溜まっていない」時間の使い方

成果が見えない時間も、
「何も進んでいない」わけではありませんし、
「何も進められない」わけでもありません。

例えば、

・着替えやタオルの準備をする(環境を整える)
・掃除など、他のことをする(視点を変える)

など、お湯が溜まるまでの間にできることは色々あります。

今できることに目を向ける時間が、
あとから、しっかり効いてきます。


まとめ|

あなたは、もう十分に頑張っています。

思うような結果が出ないのは、
あなたの頑張りが足りないからではありません。

・蛇口の向き
・栓の閉め方
・浴槽の大きさ

この3つを整えれば、
あなたのお湯は、ちゃんと満ちていきます。

焦らず、諦めず、ゆっくり溜めて温まりましょう。

今日も、いい湯加減で。🛁



ここに灯した言葉を読んで、
もう少し火にあたっていこうと思われたら、こちらへ…

▶︎ 灯のそばで、ひと休みする

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